犬にとってノミやダニの寄生は健康上の問題となります。以下に、ノミとダニについての特徴、症状、予防法、治療方法について解説します。
ノミとダニの特徴
・ノミは体長1~3ミリメートルほどで、動物に寄生し血を吸います。日本国内には約80種のノミが存在し、ヒトノミ、ネコノミ、イヌノミなどが代表的です。特にネコノミは犬にも人間にも寄生します。ノミは気温13℃以上で活動し、7月から9月にかけて特に活発になります 。
・ダニはノミと同じく血を吸う寄生虫で、脚が8本の節足動物です。マダニは特に注意が必要で、感染症を媒介することもあります 。
ノミとダニの症状
・ノミによる症状:
・頻繁なかゆみや痛み
・前歯で体を噛んでいる
・地面に体をこすりつけている
・肌が点々と赤くなっている
・毛が多く抜け、皮膚が赤い
・黒いツブツブやフケ(ノミの糞)が見られることもあります
・ダニによる症状:
・マダニによるSFTSウイルス感染症や瓜実条虫症などがあります。これらは発熱や貧血などを引き起こす可能性があります 。
ノミとダニの予防と治療
・予防:
・定期的なノミ・ダニ駆除薬の使用
・散歩コースを変える
・人工芝や室内ドッグランを活用
・室内の掃除と洗濯
・治療:
・ノミ駆除用殺虫剤の使用
・症状が重い場合は獣医師に相談
・ダニに咬まれた場合は早めに獣医師に診てもらうことが重要です 。
ノミやダニの対策をしっかり行い、愛犬の健康を守りましょう!